ドメーヌ アキレ


ドメーヌ アキレの持つビオクリマティック(生物気候)による新しい貯蔵庫はヨーロッパの中でも最も大きく、90トンの藁が使用されています。2017年10月20日金曜日、シャービラー村(アルザス地方中心部)にて、ワイン生産者イヴ ディエトリッチは2人の息子であるピエールとジャンと共にビオクリマティックによる新しい貯蔵庫を開始しました。 90トンの藁と6層の石灰から造られた建物の、その構造はディエトリッチ家のドメーヌ ヴィクトール アシレによって伝授され、ドメーヌ ジャン ポール スミッツと協同して実現された。同時に、ビオディナミによる2つの開発は、類似した価値観を一つ屋根の下で共有しました。すべては1991年に始まりました。それは父であるイヴ ディエトリッチが彼の家族と義理の家族との葡萄栽培の開発を再び始めた時です。1999年、彼はビオロジック農法に変え、2003年にはビオディナミ農法に変換した。まず最初に協同組合のワインカーヴに葡萄を運びます。以前はただ葡萄畑を育成し、その葡萄たちを協同組合に売るだけが仕事でした。しかし現在は彼自身がそれぞれの葡萄がそれぞれに適したワインを造ることを決めます。2016年、彼は2人の息子であるジャンとピエール ディエトリッチとドメーヌ ジャンーポール スミッツと協同して、ビオクリマティックの貯蔵庫を藁、材木、石灰で造りました。その建物は全体的に受動的で、環境をリスペクトしていました。このようにしてドメーヌ アキレは誕生しました! イヴ ディエトリッチは葡萄畑に、ジャンはワイン醸造に、ピエールは営業に、それぞれ専念しています。  ドメーヌ名の選択はワイン畑の開拓と無関係ではありませんでした。彼は西洋ノコギリソウの花を参照しました。それは葡萄畑の中に見つけることができるからです。「ビオディナミの葡萄畑では、2平方メートルの中に最低でも20〜30種類の様々な植物が育まれていて、なんて美しい多様性!」と、ピエール ディエトリッチは告げました。 「西洋ノコギリソウの花は等間隔に100枚の花びらから構成され、太陽を分かち合っている。私たちのワインたちに、私たちの名前を与えるというよりむしろ、私たちのドメーヌの存在を支えてくれるすべての人々に敬意を示したかったからです。私たちの計画を信じ、そしてその実現を助け、ワインを味わい、価値観を分かち合い、ドメーヌ アキレについて語り合える、そのすべての人たちに。」と彼は続けました。 2016年夏に製造したワインは2017年の夏まで売り出された。すべてのアルザス葡萄品種は、 といった土壌で造られ、先に瓶詰めされた。『西洋ノコギリソウの花は私たちのワインの特徴の参照ともなりました。例えば、真っすぐな茎、それはまるで辛口、ミネラル感、余韻の長さといった私たちのワインの骨格のようです。』とピエール ディエトリッチは、補足しました。 ビオディナミとは植物とそれを取り巻く環境が生態系を造り出し、常にバランスを保つことが保証さればならないと考えます。 それは合成原料の投入を廃止を実践することにより現れます。特にビオディナミ農法の使用と太陽暦、太陰暦の利用を通して、葡萄の樹木が根をはらせることと土壌の品質向上のために、入念にその世話をします。『私たちは、その場所に適した生態系をリスペクトし、問題の解決策を予想することで、治すというよりもむしろ予防するということを選択しました。』 ドメーヌは18ヘクタールに及ぶビオディナミの葡萄畑を開拓し、フランスのAB認証(Agriculture Bioligique:有機農法)、ドイツのデメテール認証(Demeter:ビオディナミ農法によって育った葡萄)を取得しています。 サクランボ、クエッチを6ヘクタールの土地に植え、一家は自然発泡の果実酒(スパークリングワイン)を造りました。

 

全てドメーヌ アキレのワイン